2003/09/17(Wed) 「ENUMトライアルジャパン(ETJP)」が本日設立
2003年9月17日
報道関係者各位
ENUMトライアルジャパン(ETJP)
「ENUMトライアルジャパン(ETJP)」が本日設立
‐ 電話番号を用いたインターネット上の通信サービス基盤「ENUM(イーナム)」に関する日本でのトライアルを本日より開始 ‐
日本でのENUMを用いた通信サービス基盤技術の実証実験を行うグループ、「ENUMトライアルジャパン(ENUM Trial
Japan、略称 ETJP、会長 後藤滋樹 早稲田大学理工学部教授)が、本日設立されました。本グループは、ENUMとその利用に関する技術実験を行うことを目的に、社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)、株式会社日本レジストリサービス(JPRS)、WIDE
Project(WIDE)が発起人となり、技術実験に参加していただける通信事業者や機器メーカ、 ソフトウェアベンダなどの企業20社の会員と共に設立したものです。
本グループの目的は、電話番号を用いてインターネット上の様々な通信サービスへの 統一的なアクセスを可能にするENUMに関し、DNSによる基盤サービスから通信アプリケーション、 通信サービスまでを含めた、基本機能と実用性の技術的検証、サービス化に向けた技術的課題の整理と 検討を行う場を提供することにあります。ETJPは、ENUM技術の多様な可能性を探ることを目的と しているため、グループ全体として一つの成果を求めるのではなく、ENUM関連技術を持つ会員が それぞれの技術を持ち寄って技術実験を行うことにより、各会員が技術ノウハウを蓄積することをその目的としています。
ETJPの活動内容としては「ENUMトライアル用DNSの運用」「ENUMを用いる通信機器、ソフトウェア、 通信サービスの技術的検証」「ENUMに関する情報の収集」などを計画しており、その成果となる各実証実験の 結果はWEBサイト等で一般に公開されます。活動のロードマップは具体的に3つのフェーズを想定しています。 間もなく始まる第1フェーズでは、ENUMを用いた通信機器・ソフトウェアの動作検証を行います。続く第2フェーズ ではENUMを用いた通信サービスの動作検証を行い、最終となる第3フェーズでは、利用者によるENUM操作を含めた 通信サービス全体の動作検証を行います。また、諸外国のENUMトライアルとの連携の実施を計画しています。
ETJPの設立にあたり、本日の設立総会で会長に選出された後藤滋樹(早稲田大学理工学部教授)は以下の ように述べています。 「本日、多くの会員の参加を得て、ここにETJPを設立できたことは、発起人としては もちろん、ETJP会長として真に喜ばしく思います。ENUMトライアルに対する社会の期待とニーズを真摯に受け止め、 より高い成果をあげるべく、ENUMの各技術実験に弛まず取組んで行く所存です。」
ETJPは、日本におけるENUMの実証実験を行うグループとして、その社会的重要性に鑑み、 広くインターネットコミュニティ、社会のニーズに応えるべく、ENUM技術実験の推進に努めて参ります。
■ENUMトライアルジャパン(ETJP) URL: http://etjp.jp/
ENUMを用いた通信サービス基盤技術の技術実験を行う目的で2003年9月17日 に設立。
会長は後藤滋樹 早稲田大学理工学部教授。設立時の会員数は20会員。
■参考URL
1. ENUMトライアルジャパン(ETJP)設立趣意書
http://etjp.jp/about/prospectus.html
2. ENUMトライアルジャパン会則
http://etjp.jp/about/regulations.html
3. ENUMを用いた通信サービス基盤技術の実験について(PDF)
http://etjp.jp/about/etjp-guide.pdf
■本件に関するお問い合わせ先
ENUMトライアルジャパン(ETJP)事務局 広報担当 (JPRS内)
TEL:03-5215-8475 FAX:03-5215-8452
e-mail: press@etjp.jp
URL: http://etjp.jp/