2004/03/19 第4回ETJP全体ミーティング 資料番号 1-4-5 ====================================================================== 2004/03/22 ETJP事務局/JPRS ENUM登録システムの操作方法について(案) 0. はじめに この文書は、ENUM登録システムの操作方法について記述したものです。 ENUM登録システムでは、ETJP会員向けに次の機能を提供しています。 ・会員ごとの実験用番号利用者の登録/削除 ・ETJPの実験用番号の登録/削除 ・実験用番号に対するNAPTRの登録/削除 ・実験用番号に対するネームサーバの登録/削除 ・ETJPのENUM DNS(e164.jp)へのゾーンファイル生成 このシステムに対するアカウントの発行管理は、ETJP事務局が行い、システ ムの運用管理はJPRSが行います。 1. ユーザの区分 本システムは、利用するユーザを2つの区分に分けています。 (1)会員側管理者 会員側管理者は、本システムにおいて、会員側の実験用番号とその実験用 番号利用者を管理します。管理者のIDとパスワードは、会員の責任者か事 務連絡担当者、またはその両方にETJP事務局から通知します。 (2)実験用番号利用者 実験用番号利用者は、会員側管理者から実験用番号の利用を認められ、 実験用番号に対するNAPTRやネームサーバの登録を行うことができます。 実験用番号利用者のIDとパスワードは、会員側管理者から実験用番号利用 者に通知されます。 2. システムログイン方法 ENUM登録システムのユーザインターフェースは、Webブラウザ上で稼動し、URL は次の通りです。 https://register.etjp.jp/reg/ 上記URLにアクセス後、Web上の「ログイン」部分をクリックし、IDとパスワー ドを入力して、ログインすることができます。 ログインしたときのweb上での表示は、ログインしたIDによって内容が異なり ます。 (1)会員側管理者 会員側管理者IDでログインすると、そのトップ画面には、次の内容が表示 されます。 ・番号利用者一覧 ・登録済実験用番号一覧 ・管理者パスワードの変更 (2)実験用番号利用者 ・利用可能実験用番号一覧 ・番号利用者パスワードの変更 3. 番号利用者管理方法 (会員側管理者のみの機能) (1)番号利用者の登録 番号利用者を新しく追加するときは、番号利用者一覧部分にある「番号利 用者追加」をクリックしてください。その利用者の氏名や連絡先を登録し て更新ボタンをクリックすると生成することができます。 更新ボタンを押すと、その番号利用者のIDとパスワードを1度だけ、表示し ます。本システムの会員側管理者は、忘れないように記録し、番号利用者 に通知願います。 (2)番号利用者情報の変更 既に登録された番号利用者の各情報を変更する場合は、その番号利用者名 をクリックし、各フィールドを修正の上「更新」ボタンを押すことで反映 されます。 番号利用者のパスワードを変更する場合は、「パスワード生成」のチェッ クボックスをチェックし、「更新」ボタンを押すことで新しく生成されま す。 表示は1度だけしか行われませんので、忘れないように記録し、番号利用者 に通知願います。 (3)番号利用者の削除 番号利用者を削除する場合は、その番号利用者名をクリックし、削除のチェ ックを入力してから、「更新」ボタンを押すことで、反映されます。 (4)会員の責任者および事務連絡担当者情報 既に登録されている会員の責任者および事務連絡担当者の情報を変更した い場合は、ETJP入会申込書に必要事項を記入の上、ETJP事務局に送付する ことにより、変更することができます。 4. 実験用番号の管理方法 (会員側管理者のみの機能) (1)実験用番号の登録 実験用番号を新しく追加するときは、登録済実験用番号一覧の部分にある 入力フィールドに番号を入力して、「追加」ボタンを押してください。 ネームサーバを登録しようとする場合は、「8100CDE〜8100CDEFGHJK」の 形態で入力し登録することができますが、入力した桁数により一度に登録 できる実験用番号の個数は次のように決まります。 実験用番号入力形態| 登録番号範囲 | 個数 ---------------------------------------------------------- 8100CDE | 8100CDE00000〜8100CDE99999 | 10万個 8100CDEF | 8100CDEF0000〜8100CDEF9999 | 1万個 8100CDEFG | 8100CDEFG000〜8100CDEFG999 | 1千個 8100CDEFGH | 8100CDEFGH00〜8100CDEFGH99 | 100個 8100CDEFGHJ | 8100CDEFGHJ0〜8100CDEFGHJ9 | 10個 8100CDEFGHJK | 8100CDEFGHJK〜8100CDEFGHJK | 1個 本システムで、NAPTRを登録しようとする場合は、必ず、「8100CDEFGHJK」 の12桁で入力してください。 (2)実験用番号の変更 既に登録された実験用番号に対し、設定されているNAPTRやネームサーバ情 報を保持したまま、別の実験用番号に変更することはできません。 登録された実験用番号を削除した上で、新しく登録しなおしてください。 (3)実験用番号の削除 登録済実験用番号一覧の対象番号をクリックして、削除のチェックボック スにチェックを入れ、「更新」ボタンを押すことで削除することができま す。 実験用番号を削除するときは、その番号に設定した全ての情報が失われま すので、ご注意願います。 (4)番号登録時の注意点 実験用番号に対し、ENUM登録システムのデータベースでは、NSリソースレ コードとNAPTRリソースレコードをそれぞれ保持しますが、DNS上には、そ の一方のみしか、反映できません。 また、実験用番号を12桁未満で入力し登録した場合は、その範囲内に存在 する個別の実験用番号にNSリソースレコードを別々に登録することはでき ません。さらに、その実験用番号に対して、本システムではNAPTRリソース レコードを登録することもできません。 5. NAPTRの管理方法 (1)NAPTRの登録 本システムにて実験用番号にNAPTRリソースレコードを登録するためには、 登録する桁数は、12桁限定という制約があります。 対象となる実験用番号をクリックし、各preference、service、URI/regexp のフィールドを一行ずつ記入して「更新」ボタンをクリックすることで反映 されます。 NAPTRリソースレコードについては、RFC2915、RFC3403を参照して下さい。 なお、NAPTRを設定しようとする実験用番号に既にネームサーバが設定され ていた場合でも、ネームサーバの設定を削除することなくNAPTRリソースレ コードをラジオボタンで選択することで反映されます。 (2)NAPTRの変更 NAPTRを変更する場合は、対象となる実験用番号をクリックし、修正したい NAPTRリソースレコードの各フィールドを変更し、「更新」ボタンをクリッ クすることで反映されます。 (3)NAPTRの削除 NAPTRを削除する場合は、対象となる実験用番号をクリックし、対象となる NAPTRリソースレコードの「削除」のチェックボックスをチェックし、「更 新」ボタンをクリックすることで反映されます。 6. ネームサーバの管理方法 (1)ネームサーバの登録 対象となる実験用番号をクリックし、NSリソースレコードのフィールドに ネームサーバのホスト名を記入して「更新」ボタンをクリックすることで 反映されます。 なお、ネームサーバを設定しようとする番号に既にNAPTRが設定されている 場合でも、NAPTRリソースレコードを削除することなくNSリソースレコード をラジオボタンで選択することで反映されます。 (2)ネームサーバの変更 ネームサーバを変更する場合は、対象となる実験用番号をクリックし、NS リソースレコードの対象となるフィールドを変更し、「更新」ボタンをク リックすることで反映されます。 (3)ネームサーバの削除 ネームサーバを削除する場合は、対象となる実験用番号をクリックし、NS リソースレコードの対象となるネームサーバの「削除」のチェックボック スをチェックし、「更新」ボタンをクリックすることで反映されます。 (4)DNSSECの設定方法 本システムでは、DNSSECの設定ができますが、設定方法については、別の ドキュメントで説明します。 7. 実験用番号と番号利用者の管理方法 (会員側管理者のみの機能) 番号利用者がENUM登録システムにログインする前に、実験用番号と番号利 用者の割付が終わっていないと、その番号利用者IDでログインしても、NAPTR やネームサーバの登録をすることができません。 したがって、会員側管理者による、実験用番号と番号利用者の割付を行う 必要があります。 (1)実験用番号と番号利用者の割付登録 番号利用者一覧の中で対象とする番号利用者をクリックします。その画面 上に実験用番号一覧が表示されます。その番号利用者に対する割付登録は、 各番号ごとにある、チェックボックスをチェックし、「更新」ボタンを押 すことで反映されます。 (2)実験用番号と番号利用者の割付解除 番号利用者一覧の中で対象とする番号利用者をクリックします。その画面 上に実験用番号一覧が表示されます。その番号利用者に対する割付解除は、 各番号ごとにある、チェックボックスを外し、「更新」ボタンを押すこと で反映されます。 8. ゾーンファイル生成方法 ENUM登録システムにて設定された事項は、速やかにENUM DNS(e164.jp)の ゾーンファイルに反映されますので、システム上の操作は必要ありません。 9. パスワードの管理方法 本システムの管理者パスワードおよび番号利用者パスワードは、それぞれ の所有者が変更できるようにしています。 番号利用者のパスワードが分からなくなったときは、本システムの会員側 管理者がパスワードを新規生成して、番号利用者に通知してください。 管理者パスワードが分からなくなったときは、JPRSではお答えできません ので、ETJP事務局にお問合せ下さい。事務局にてパスワードを新規生成して、 お伝えします。 10. 問合せ先 このドキュメントに対する問合せは、次のメールアドレスで受け付けます。 (1) 一般的な問合せ ETJP事務局 (2) システムに対する問合せ JPRS ======================================================================